Standard 7
真のかかりつけ歯科医院を定義する
Standard 7
Standard 7とは?
真のかかりつけ歯科医院とは、担当者が継続して関わり、記録を積み重ね、科学的根拠に基づいて説明し、長期的な健康を支える医療機関であると、私たちは定義しています。
Standard 7 (7つの基準)
コミュニケーションギアでは、
「かかりつけ歯科医院」を名乗るためには、以下の7つの基準を満たすことが不可欠であると考えています。
これらは理念ではなく、予防歯科を成立させるための実装条件です。
- 01担当歯科衛生士制
予防歯科の中核は、継続的に関与する歯科衛生士の存在です。
同一の歯科衛生士が担当することで、検査・評価・説明の一貫性が保たれ、長期的な変化を正しく把握することが可能になります。
担当制がない体制では、予防は断片的な対応にとどまります。
これらは理念ではなく、予防歯科を成立させるための実装条件です。
- 02再現性のある
検査と記録 歯周検査や口腔内評価は、単発の数値では意味を持ちません。
同じ基準で、同じ方法で、継続的に記録されてこそ、変化を評価できます。
レントゲン、口腔内写真、歯周検査などの記録を、長期的に比較可能な形で蓄積していることが求められます。
- 03科学的根拠に
基づくリスク評価 「なぜ悪くなったのか」を説明できない予防は、行動変容につながりません。
各種検査や生活習慣の聞き取りなどを通じて、個々のリスク要因を評価し、根拠に基づいた予防計画を立てていることが必要です。
その評価と治療方針の決定は、歯科医師の診断と再評価に基づいて行われます。
- 04セルフケアの
自立支援 予防歯科のゴールは、患者が自分の口腔内を理解し、適切にケアできるようになることです。
OHI(口腔衛生指導)は一度きりではなく、評価とフィードバックを繰り返しながら、セルフケアの質を段階的に高めていく体制が求められます。
- 05対話が成立する
診療環境 予防歯科では、検査結果や生活背景について十分な対話が不可欠です。
個室または半個室など、プライバシーに配慮された空間を確保し、安心して相談できる環境が整っていることが前提となります。
- 06情報の透明性と
個別資料の提供 予検査結果や評価内容を、患者が理解できる形で共有することが重要です。
数値や所見をまとめた個別資料を提供し、自宅でのセルフケアや生活改善につなげられる仕組みを備えている必要があります。
- 07法とエビデンスに
基づく費用説明 保険診療と自由診療の線引きを明確にし、守法精神に基づいた説明を行うことは、医療機関としての最低条件です。
短期的な費用だけでなく、長期的な健康維持や将来の医療費抑制も含めた視点で、納得できる説明がなされていることが求められます。
Standard7 は「チェックリスト」ではありません
これら7つの基準は、設備や規模を競うためのものではなく、
予防歯科が継続的に機能するかどうかを見極めるための基準です。
すべてを一度に完璧に満たすことよりも、
この基準を理解し、改善を続ける姿勢そのものが、
真のかかりつけ歯科医院の条件であると私たちは考えています。