当院の診療の特徴と私の役割
当院では、メディカルトリートメントモデル(MTM)に沿って診療をおこなっております。 初診時に口腔内写真(12枚法)、デンタル(12枚法)、唾液検査、歯周精密検査を行い、2回目以降に歯周病のリスク評価、唾液検査結果をお伝えしています。患者さんに自分自身の口腔内を知ってもらい、予防への意識を高めることを目的としています。衛生士の役割は、それらを患者さんにわかりやすく伝え、患者さんのモチベーションを高め、維持するために個々にあった声かけ、処置を行うことです。
メインテナンスの際に心がけていること
患者さんのモチベーションを維持することを心がけています。そのためにメインテナンス後には良かった点と改善できる点を伝えるようにしています。もし、磨けていないと頭ごなしに否定してしまったら、患者さんが落ち込んでしまう可能性があり、モチベーションの低下にもつながると思うので、ここはキレイに磨けていましたが、ここを磨けると完璧ですね!などと声をかけるようにしています。
患者への「診療情報」の説明(クラウドサービスなど)とその患者理解について
当院では定期的に歯周精密検査、PCRを行っています。それらによって患者さん自身の口腔内状態を数値化することができ、目標の数値までどの程度不足があるのか明確になります。さらに、デンタル撮影、口腔内写真撮影も定期的に行っているため、診療説明の際には実際に写真を提示することができ、患者さんの理解はより深まっていると思います。
歯科衛生士として成長したと思う時
歯科医院に対して恐怖心があり、警戒されている様子だった患者さんを初診時から担当させていただきました。可能なかぎり痛みや不快感を与えないようにし、親身にお話を聞くことを心がけました。今では通院してくださるようになり、毎回セルフケアについての相談をしていただけるようになりました。まだ3年目なので学びの日々ですが、今後も患者さん一人一人に向き合い、患者さんの人生により良い影響を与えられるような衛生士になるため、益々成長したいと思っております。
歯科衛生士の仕事をしていてよかったこと、嬉しかったこと
初診から担当させていただいている患者さんが、子供も田村さんにお願いしたいと言ってくださったことです。患者さんにとって1番大切な家族を紹介してくださったことが信頼を寄せてくださっていることを実感でき、非常に嬉しく思いました。
歯科衛生士の魅力とは何ですか
自分の指導により患者さんの口腔内への意識が改善したら、その患者さんの健康寿命の延長に直結すると考えています。私が1個人の人生を豊かにできるお手伝いができることは非常に魅力的だと思います。
歯科衛生士を生涯続けますか
続けていきたいと思っております。自分自身も歳を取って様々な経験をすることで、今以上に患者の悩みに共感できるようになり、患者により良い指導ができるようになっていくと考えます。
好きなケアグッズ
- ルシェロB10M
- ペングリップワンタフト
- ミクリン フラットテーパー
使用しているキュレット
- グレーシーアクセス
- est2サクラ
参加してよかったセミナー
- オーラルフィジシャン育成セミナー
- サンフォート 出張講習会
所属学会
- なし