山中歯科医院:谷口ちほさん
幼少期に通われていた歯科医院での思い出
矯正治療を受けていたので歯科に行く機会は多かったです。
「上手に磨けているね。これからも頑張ってね」と矯正医に褒めてもらえるのがとても嬉しくて、毎日セルフケアに時間をかけていた思い出があります。
歯科衛生士を志した理由
幼い頃から母には「手に職をつけたほうがいいよ」と言われておりました。高校3年生の夏、進路で悩んでいる時に、祖母が通っている歯科医院に置いてあった歯科衛生士学校のパンフレットを持って帰って来てくれたことで、歯科衛生士という職業を知りました。
国家資格であり、長く続けられるやりがいのある仕事と知り、歯科衛生士を志しました。
衛生士学校での学びや思い出
毎日、座学と実習で当時はしんどいと弱音を吐いていましたが、院内実習が多く臨床の現場に出てからとても役に立ちました。成績は良くなかったのでテスト前には友人と一緒に勉強し、教えてもらっていました。今、歯科衛生士として働けているのは友人のサポートのおかげです。
患者さんとのコミュニケーションで心がけていること
患者さんの良いところを見つけて褒めるということを意識しています。
また、患者さんは私よりも人生経験が長く知識も豊富なので、日常生活で私が知らない知識をたくさん教えていただいています。
口腔内だけではなく、患者さんの日常のこともお話してもらえるように心がけています。
クラウドサービスを利用して診療情報を患者さんと共有することに対しての患者さんの反応、スタッフの労力、その効果などについて
当院では初診時に口腔内写真を13枚撮影、デンタルを16枚撮影しており、撮影後は患者さんご自身の今の状態を理解してもらえるように、チェアサイドにあるモニターで説明をしています。
患者さんが普段は見ることができない臼歯部、口蓋側、舌側も口腔内写真で見てもらうことができるので、患者さんも口腔内に興味を持ってくださいますし、指を指して気になる部分を教えてくださるので、患者さんの気持ちを聞き出しやすいです。
歯科衛生士として成長したと思う時
まだまだ学ばなければならないことが多く、成長したと思うことはありません。
セミナー受講等で学んだことを自分自身のものにできていないことが多いので、セミナー受講や先輩衛生士から学んだことを自分自身のものにできるようにフィードバックしていきます。
スキルアップのために心がけていること
患者さんに伝わるように話すことが難しいと感じるので、そのために歯科関係の本を読むようにしています。本を読んで自分が理解しやすかった言葉や例えを、患者さんとお話をするときに使うように意識しています。
歯科衛生士の仕事をしていてよかったこと、嬉しかったこと
歯周基本治療が終わり、口腔内写真や歯周検査表をモニターで一緒に見た時に、患者さんが笑顔でお話ししてくださると嬉しいです。
どの患者さんも退室の際に「ありがとう」と言ってくださるので、1日に何度も感謝を受け取る仕事に就けてよかったと思います。
歯科衛生士の魅力とは何でしょうか
歯科衛生士は歯周病という病気を患者さんと共に治せる仕事です。また、1人の患者さんと長く関わっていけます。長い時間の中で患者さんの性格や生活習慣を知ることができ、難しさもありますが、口腔内の健康をサポートできるところが歯科衛生士の魅力だと思います。
歯科衛生士を生涯続けますか
歯科衛生士の仕事は生涯続けたいと思っています。そのためには知識や技術はもちろん、1人の女性としても成長していく必要があると思っています。日々成長し続けたいです。
今後の目標について
初めの一年は手技を身につけることで精一杯でしたが、今後は患者さんへの教育に力を入れていきたいです。
患者さんの状態を管理をしつつ、知識や技術を今以上に身につけて、患者さんが口腔の健康や全身の健康を維持・向上できるようにサポートできるよう努めていきたいと思います。
好きなケアグッズ
- DENT MAXIMA
- チェックアップ
使用しているキュレット
- ヒューフレディー
道具の手入れ方法
整った状態で業務をするために使用したスケーラーは翌日の朝、診療前にシャープニングをしています。
愛読書・雑誌(歯科関係)
- 3年目からの歯科衛生士臨床
修了セミナー・所属スタディーグループ
- 奥山会