風間易子さん:江間ファミリー歯科・矯正歯科
患者への「診療情報」の媒体(クラウドサービスなど)や説明とその患者理解
当院では、初診時、口腔内写真、レントゲン写真10枚、むし歯・歯周病検査を実施しています。
むし歯リスクはカリオグラム、歯周病リスクはOHIS、(株)プラネットのむし歯・歯周病の媒体を冊子にして、患者さんと見ながら説明しています。
クラウドサービスを利用して診療情報を患者さんと共有することに対しての患者さんの反応、スタッフの労力、その効果などについて
まだクラウド加入者は少ないですが、写真の比較など常に見られるので口腔衛生に繋がります。
患者さんとのコミュニケーションで心がけていること
決して患者さんに自分の考えや、やり方を押し付けない事です。一度はブラッシングなど、どんなやり方でも受け入れプラスαで提案をさせていただき、とにかく最初は何でも褒めるようにして、患者さんのモチベーションを上げるようにしています。
メインテナンスで心がけていること
毎日している施術は変わりませんが、1人1人リスクも違い、性格も違い、患者さんにあった指導をしています。また、リスクの高い人には、心に響くように歯科以外の趣味などの話からアプローチしています。
子どものころの歯科体験
私の小さい時は第二次ベビーブームで歯科医院も少なく、予防など全くなく、むし歯治療のみの診療でしたので、私自身のむし歯も多く、現代のような予防中心の医療なら私自身の口腔内も随分違うと思います。
歯科衛生士になった理由
子どもが好きで保育士を目指しましたが、少子化で就職難と聞き、子どもと接する機会が多い看護師か歯科衛生士どちらか迷いましたが歯科衛生士を目指す事にしました。
出身校での学び
兵庫県立総合衛生学院 歯科衛生士学科を卒業しました。全国的にもレベルが高く、実習も歯科医院はなく総合病院のみで、口腔内を診るだけでなく、全身疾患や患者さん自身を見極めて患者さんを診るように常に厳しく指導されたおかげで多方向から患者さんを診る習慣が出来ました。
現在所属の医院を選んだ理由
予防歯科に興味があった事と、歯科衛生士の醍醐味であるメインテナンス業務に従事する事が出来るという事です。
歯科衛生士として成長したと思う時
私自身の歯科衛生士歴も長く、子育てをしながら実際に子どもの混合歯列期、矯正、反抗期など通じ若いお母さま方に自分の経験を活かして、さらにCP、OHISなどの知識を話させていただく事により、より一層患者さんの近くに寄り添い理解していただけると感じた事です。
歯科衛生士の仕事をしていてよかったこと
重度の歯周病の患者さんが良くなっていただき喜んでいただけた事です。
歯科衛生士の魅力
昔と違い、今は“歯科医師の助手”の域を超え、1人で患者さんを診ていき結果を目の当たりに見る事が出来、やりがいを感じる事ができる事です。
3年後の自分は
重度の歯周病患者さんの少しでも手助けになるように、歯周病認定歯科衛生士を取得出来るように頑張りたいです。
歯科衛生士を生涯続けますか
自分の健康が続く限り、自分の今までの経験や技術を少しでも、患者さんや、後輩歯科衛生士に伝え続けたいです。
当院の診療の特徴と私の役割
治療だけでなく、患者さん1人1人のリスクに応じ、生涯を通じQOLの向上に繋げるという事と私の役割としては、少しでも口腔内を通じてその手助けが出来たらいいなと思います。
スキルアップのために心がけていること
外部セミナーに参加し、技術知識の向上に努めています。
今後の目標
山梨地域の方々が少しでも口腔内状態が良くなり少しでもQOLに繋がるように頑張りたいです。
これからの歯科衛生士の働き方
高齢化社会となり、口腔内の健康が全身に繋がるので予防が重要になってきます。生涯自分の歯で噛めるよう熊谷先生のおっしゃるKEEP28を目指して、私達歯科衛生士が老人保健施設などに出向きどんどん活躍の場を広げないといけないと思います。
好きなケアグッズ
- プラウトソフト
- PEN FIT
使用しているキュレット
- ゴールドマンキュレット
- ヒューフレディSH6/7
道具の手入れ方法
アーカンサスストーンやLMRondoPlusでスケーラーをシャープニングしています。
行ってよかったセミナー
- マルメ大学歯周治療セミナー
愛読書・雑誌(歯科関係)
- 歯を守れ!予防歯科に命を懸けた男~日吉歯科診療所・熊谷崇の挑戦~
著:竹田晋也
修了セミナー・所属スタディーグループ
- オーラルケア「PMTCクリニカルコース」ブリギッタ先生
- オーラルフィジシャン