Skip to main content

【会員限定】「ベネフィット・ステーション」へのご登録について

株式会社ベネフィット・ワンと契約されている国内大手企業で働く方々の多様なニーズに対応する、業界最大の福利厚生アウトソーシングサービス「ベネフィット・ステーション」への登録サービスを開始いたしました。
こちらは、コミュニケーションギアに登録されております歯科医院様限定のサービスとなっております。

【レポート】SATオーラルフィジシャン・チームミーティング2017

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

※写真をクリックすると拡大表示されます。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 司会進行 日吉歯科診療所 渋谷由美子さん

丸山至 酒田市長ご挨拶

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

パート1

「歯科医療の未来~世界の歯科事情を通して~」

本パートは「歯科医療の未来~世界の歯科事情を通して」と題して、歯科医療の過去・現在・未来に関して8人の先生方にご講演いただきました。

①日吉歯科診療所 熊谷崇先生

「日本におけるオーラルフィジシャンによるメディカルトリートメントモデルの普及、厚労省・保健医療2035、歯科の健康経営に与える影響と企業の動き」

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

②タイ Yupin Songpaisan先生 & Prathip Phantumvanit先生

「タイで実施している歯科予防、メディカルトリートメントモデルの実施または教育」
Yupin先生はスラナリー工科大学の歯学部長でいらっしゃり、スラナリー工科大学の歯学部新設に際して、オーラルフィジシャン教育を全面的に採用することを検討されています。過去にはマルメ大学や新潟大学でも仕事をされています。日吉歯科診療所にも訪問されたり、日本とも非常に親交が深い先生でいらっしゃいます。Prathip先生はタマサート大学の歯学部長だけでなく、タイにおける様々な歯科関連組織の重責を担われ、タイの歯科医療を牽引する歯科医師のお一人です。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • Yupin Songpaisan先生
    スラナリー工科大学歯学部 歯学部長
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • Prathip Phantumvanit先生
    タマサート大学歯学部 歯学部長

③イギリス Nairn H F Wilson先生

「“ゆりかごから墓場まで”の国での歯科医療のアウトカム、問題点、改革とそのアウトカム、高齢化社会での将来展望」
イギリスから歯科医師会元会長のWilson先生をお招きし、イギリスの歯科事情に関してご講演いただきます。Wilson先生は2016年4月に日吉歯科診療所を見学され、日吉歯科診療所の理念に非常に共感されました。過去にはむし歯大国と言われていたイギリスで過去、現在にどのような対策をとったか、そしてその将来ついてお話しいただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • Nairn H F Wilson先生
    イギリス歯科医師会会長

④西真紀子先生

「カリオロジー先進国の今」
高齢者の残存歯数が増えている予防歯科先進国スウェーデンで、根面齲蝕に対するフッ化ジアミン銀を使った臨床試験が行われていることについて、糖類摂取ガイドラインが話題になり全身健康を含めた総合的な視点が求められていることについてご講演いただきました。また西先生のPh.D論文よりリスク評価に基づいた齲蝕予防プログラムについてお話しいただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 西真紀子先生
    アイルランド コーク大学大学院

⑤西野瑞穂先生

「フッ化ジアンミン銀の開発秘話、効果、現在世界中で使われていること」
スウェーデンを中心にフッ化ジアンミン銀が再び注目されてきています。今後、OP歯科医院では高齢者の歯が残るようになり、フッ化ジアンミン銀の活用場面が増すことになると思われます。そこで、フッ化ジアンミン銀の開発者の西野瑞穂先生に特別講演を行っていただきました。また西野先生はモンゴルの歯科医療にも多大な貢献をされており、モンゴルの歯科事情についてもお話しいただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 西野瑞穂先生
    徳島大学名誉教授
    モンゴル国立医科大学名誉教授
    徳島モンゴル医療交流協会理事長

⑥タイ Mongkol na Songkhla先生

「タイにおける地域医療、子どもへの取り組み」
Mongkol先生は元保健省大臣でいらっしゃり、地域医療や子どもたちへの積極的な活動をされています。現状のタイの医療問題、今後の医療政策についてお話しいただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • Mongkol na Songkhla先生
    元タイ保健省大臣

⑦渋谷健司先生

厚生労働省改革である“保健医療2035”の座長である渋谷先生に、我が国の医療制度の今後、予防の位置づけなどについてお話しいただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 渋谷健司先生
    東京大学医学部医学系研究科 国際保健学専攻国際保健政策学専攻 教授
    保健医療2035座長

本パートは西真紀子先生にコーディネーターを担っていただき、ディスカッションも交えながら歯科医療の未来について考えました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

パート2

「女性が生き生きと働くために」

真のオーラルフィジシャン診療所は、そこで働くスタッフが働きやすい環境であることも求められます。歯科医院で活躍する人の多くは女性であり、女性が生き生きと活躍できる職場とはどのようなものか、そしてそのような職場を作っていくためにはどうすれば良いかをご講演いただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 河本宏子様(ANA総研(株) 代表取締役副社長)
    ANA客室乗務員として入社。
    初期定期国際線の乗務経験を経て、人材開発部長、客室センター長、オペレーション部門副統括、ANAブランド統括を担当。
    取締役専務執行役員としてグループ女性活躍を推進。2017年4月より現職。
    ANA総合研究所HP
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 関根近子様(株式会社資生堂 元執行役員常務)
    美容部員から女性として初の執行役員常務に就任される。
    日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013 リーダー部門」受賞
    資生堂で学んだまごころの仕事術 著者
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

パート3

「口腔と全身の関係」

昨今、口腔と全身の関係性がメディアを通じて、より一層強調されるようになってきました。
我々も日々、患者さんの口腔内だけでなく全身へも目を向けなければならないことを実感されていると思います。
そこで、口腔と全身の関係について今話題の3人にご講演いただきました。
1人目は睡眠時の気道確保に用いるチューブ“ナステントTM クラシック”の開発者のセブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社ヘルスケア事業部副事業部長の平田裕美さんに「睡眠時無呼吸症候群に対して歯科医院でできること」について
2人目は情熱大陸など数多くのメディアで取り上げられている腸内細菌研究の第一人者で株式会社メタジェン代表取締役社長の福田真嗣さんに「口腔内細菌と腸内細菌の関係」について
3人目は有限会社エイチ・エムズコレクションの安川裕美さんにパナソニック株式会社の内臓脂肪計を用いた保健指導の有用性について

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 平田裕美さん
    セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 ヘルスケア事業部 副事業部長
    筑波大学大学院卒業。
    2009年 日本スリープメディカル株式会社入社
    2014年 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社入社

参考URL: セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 https://nastent.sevendreamers.com

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 福田真嗣さん
    株式会社メタジェン 代表取締役社長
    2006年 明治大学大学院農学研究科卒業
    2012年 慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授
    2013年 文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞
    2015年 文部科学省科学技術・学術政策研究所「科学技術への顕著な貢献2015(ナイスステップな研究者)」受賞
    2015年 バイオサイエンスグランプリにてビジネスプラン「便から生み出す健康社会」で最優秀賞を受賞し、株式会社メタジェンを設立

参考URL: 株式会社メタジェン http://metagen.co.jp

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 安川裕美さん
    有限会社エイチ・エムズコレクション

参考URL: パナソニック内臓脂肪計 https://b-healthy.jp.eww.panasonic.com


パート4

「オーラルフィジシャン診療所への転換・取り組み」

これまで多くの歯科医院がオーラルフィジシャンの哲学を学んできたが、MTMを地域にしっかりと根付かせることができる医院は数少ないのが現状です。これまでの歯科医療体制から脱却し、真の患者利益を提供する医院改革には、日々の診療に実直に向き合いながら、様々な課題を乗り越えなければなりません。本パートでは、各地域においてMTMを根付かせ、セミナー受講以来診療室を成長しようとしている医院に、「オーラルフィジシャン診療室への転換・取り組み」と題して発表していただきました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 田中利典先生(川勝歯科医院)
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 松野英幸先生(M,デンタルクリニック松野歯科)

パート5

「日吉歯科における新人研修」

本パートでは日吉歯科診療所に2016年度より入局の新人歯科医師が日吉歯科診療所で行われている研修について発表しました。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
  • 松本拓也(日吉歯科診療所)

タイムテーブル(画像をクリックすると拡大します)

タイムテーブル

企業参加

株式会社オーラルケア

【ホームページを開く】 【製品情報ページを開く】 だ液検査キット『デントカルト』
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

医歯薬出版株式会社

デンツプライシロナ株式会社

有限会社サンフォート

【ホームページを開く】
口腔内撮影用カメラ、撮影用ミラー、ミラー保温器、口角鉤、MTM対応管理ソフト
カメラと管理ソフトのアピールポイント
カメラは、小型軽量になり、液晶画面はタッチパネル形式になりました。
管理ソフトは、常に使い易さを追求し、進化をしています。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

クロスフィールド株式会社

【ホームページを開く】
スウェーデンのTePe社やDIRECTA社を筆頭に、海外の歯科器材・医療機器の販売や、各種講習会や北欧歯科研修の開催をしております。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

白水貿易株式会社

【ホームページを開く】
洗浄器/ミーレジェットウォッシャー・クラスBオートクレーブ/リサ22L
※患者様の安全を守るのは必須ですが、医療従事者の安全の確保が課題となっております。その為に弊社の洗浄・消毒・滅菌のシステムをご提案させていただきます。是非、ブースにお立ち寄りいただきご覧ください。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

株式会社ジーシー

【ホームページを開く】
歯にやさしく効率的なステイン除去を目的に様々な角度から検証し誕生した、美白のための歯ブラシ「ルシェロ歯ブラシ W-10」や、美白のための歯みがきペースト「 ホワイト」等、日々のご診療でご使用いただきたい製品をご紹介させていただきます。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

ナカニシ

【ホームページを開く】
バリオス970LUX、i-Prophy、ペリオメイト等
アピールポイント:今までにない使いやすい製品を提供

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

モリタ

株式会社ヨシダ

全日空商事株式会社

【ホームページを開く】 【製品情報ページを開く】
A2Care
A2CareはIADR(国際歯科研究学会)で4年連続発表された、安全性の高い除菌消臭剤です。
【内容成分】
MA-T(精製水/99.99%、二酸化塩素/0.01%)
【特徴】
液剤メーカーのエースネット社が18年の歳月をかけて創りあげた独自技術で、安全性、除菌力、消臭力を持った無色、無臭、無刺激性の水溶液で、ラジカル反応を制御する事に成功した新しい基材です。この基材を活用し、歯科医院向け洗口液(マウスウオッシュ)を発売中です。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

株式会社 湖池屋

パナソニック株式会社アプライアンス社

【製品情報ページを開く】
内臓脂肪計
◎生活習慣病のリスクを高める内臓脂肪の蓄積
内臓脂肪面積を測定する主な手段はCTスキャンですが、装置が大がかりで専門の技師もいる等気軽に計測することが難しい現状です。 今回、腹部生体インピーダンス法を用いて、腹部にベルトを巻き手軽に内臓脂肪面積を測定できる内臓脂肪計をブースでご紹介します。
予防歯科医療に是非ご検討ください。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

株式会社 松風

サンスター株式会社

サンメディカル株式会社

【ホームページを開く】
展示ブースにおきまして、発売から35年の実績を積むスーパーボンドのリニューアル点をはじめ、新製品をご紹介いたします。

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

会場の様子

オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017
オーラルフィジシャン・チームミーティング2017

感想(クリックすると感想文をご覧になれます)

新聞掲載記事

【2017.10.08付】荘内日報の1面にオーラルフィジシャン・チームミーティングの記事が掲載されました。

ザ・クインテッセンスで「健康社会を支える医と産業の新しい連携」が紹介されております。

健康社会を支える医と産業の新しい連携 Part2

2017年3月19日に東京都千代田区の血脇記念ホールにて開催された、『「予防」が社会を変える~QOLを高める「予防歯科」の可能性~』の内容が、「The Quintessense 8月号」で紹介されています。本イベントには、長年予防歯科の普及に挑み続けている日吉歯科診療所の熊谷崇先生始めオーラルフィジシャン歯科医院だけでなく、健康経営支援に取り組む企業の方々にもご登壇いただきました。
「医と産業の連携による、予防歯科の価値および日本人のQOLの向上、そして8028の実現」というテーマを軸に、市民や学生も一体になったトークセッションが繰り広げられた、大変実りのある会でした。本プロジェクトを予防型歯科医院発の社会的な取り組みとしていくために、さらに積極的なオーラルフィジシャン歯科医院のご参加をお願いいたします。

健康社会を支える医と産業の新しい連携 Part1

終了【9月18日開催クラウドサービス説明会】
社会に繋がる歯科医院の在り方を考える

本説明会の目的は、第一にクラウドを歯科医院に導入することによって、患者情報を患者と医院で共有するICTの仕組みづくりにあります。次に、その仕組みの先には、地域や企業において予防歯科の考え方を伝え広め、そして各企業の福利厚生メインテナンスの受け皿となる良質な歯科医院を各地域に普及させていくことを目指しています。単にクラウドを利用して患者情報を発信する仕組みに留まることなく、パートナー企業と共に社会へ予防歯科を広めていく社会的取り組みが、私たちのミッションです。

ご挨拶

オーラルフィジシャン医院と企業とのクレジットセオリーについて

オーラルフィジシャン医院の取り組みが各企業に理解され、少しずつですが信頼を博するようになってきました。その結果、企業の歯科メインテナンスの福利厚生への導入が広まり、歯科メインテナンスが地域社会においてもスタンダードとなる青写真を描ける状況になってきました。この活動を更に発展させるために、オーラルフィジシャン医院は、歯科界の常識に囚われることなく、広く社会と企業のコンプラインスとクレジットセオリーを学ぶ必要があります。本説明会は上記の内容を踏まえて日吉歯科診療所・熊谷崇先生にご登壇いただきます。

※受付締め切りは9月15日(金)15:00までとなります。

本セミナー対象医院様

  • クラウドサービス開始医院様
  • クラウドサービス契約済み医院様
  • クラウドによる患者情報の提供と管理に関心のある医院様

本セミナーから得られること

  • クラウドサービスの実践的活用方法
  • クラウドサービス導入・サービス開始までの必要事項
  • クラウドサービスを導入してみてのお困り事の相談
  • 予防型歯科を社会に広める活動情報

本セミナーの本来の目的

  • 企業と連携して予防歯科の価値を社会に拡めメインテナンスが常識の社会を目指します
  • 歯科医院にICTの仕組みを導入して患者さんに予防歯科の価値を伝えていきます
  • 企業と予防型歯科医院を結びつけ予防型歯科医院の価値を高めていきます
  • 患者/歯科/企業/のTriplewinで健康寿命を延伸して社会を明るくしていきます

概要

日時

2017年9月18日(月・祝)

  • 集合時間:
    【OPミーティングからご参加の方】
    10:00 汐留シティセンタービル1F、スターバックス前(集合後、係員がご案内いたします。)
    【第1部からご参加の方】
    11:00 汐留シティセンタービル1F、スターバックス前(集合後、係員がご案内いたします。)
  • アクセス

場所

富士通株式会社 汐留オフィス(汐留シティセンター)24F 大会議室

〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター

セミナーについて(※演題は予告無く変更される場合がございます。)

「OPミーティング」※クラウドセミナーとは内容が別になります。(指定医院のみ)

10:30-11:15
企業との連携について
日吉歯科診療所 熊谷 崇先生

第1部 「クラウドサービスについて」

11:30-12:00
医療と産業の連携
日吉歯科診療所 熊谷 崇先生
12:00-12:30
クラウドサービス概要と改善事項の説明
富士通株式会社
新パートナー企業 サンスター株式会社ご紹介
12:30-13:00
【新サービス】歯の健康ファイル作成支援ツール(PJ1)の説明
富士通株式会社

13:00-13:30
昼食休憩

13:30-13:50
パートナー企業からのお知らせ
全日空商事株式会社
  • A2Careのご紹介
  • ベネフィットワン予防歯科受診について
  • ANAビジネスソリューション医療接遇セミナーについて

第2部 「クラウドサービス利用事例」

14:00-14:20
クラウドサービスレポート➀
OPひるま歯科 矯正歯科 晝間 康明先生
14:20-14:40
クラウドサービスレポート➁
三郷予防歯科センター あすなろ・デンタルケア 金谷 宏樹先生

「社会に繋がる歯科医院の在り方」

14:50-15:20
8028達成の可能性を考える
アップルデンタルセンター 畑 慎太郎先生
15:20-15:50
予防型歯科成長の方向性
M,デンタルクリニック松野歯科 松野 英幸先生

第3部 「サービスイン医院個別対応」

16:00-17:00
クレセル株式会社
すでにお申し込みをいただいてる医院様で、管理者登録が完了していない方向けにレクチャーを行います。
※ご希望の医院様は事前に以下作業を行っていただき、support@cloud.crecer-m.comまでご連絡ください。
  • メールを使用できるようにしたノートPCをお持ちください。
  • ポケットwifiなど、インターネットに接続できる端末をお持ちください。
  • (もし、お持ちでない場合は貴院にてwifiルーター等をレンタルしていただき、
    事前にインターネットへの接続テストをした上でご参加ください。)
  • 登録作業中に登録情報がメールにて送信され、その情報を使用いたしますので、
    ご持参いただくノートPCにてメールの送受信ができるようにご設定ください。
  • すべての作業を完了させるために以下3種類のメールアドレスが必要になります。
    管理者用:院長個人のアドレスをお使いの方が多いようですが、
    説明会当日にご持参いただくノートPCで受信できればどのようなものでもかまいません。
    スタッフ用:歯科衛生士等、スタッフ用のメールアドレスをご用意ください。
    患者テスト用:患者情報の登録や患者が見る閲覧ページなどの確認のために使用します。
    Gmailなどのフリーメールアドレスをご用意いただき、当日に受信が出来るようにしてください。

    参加費用

    本セミナー参加費用は、

    • オーラルフィジシャン受講医院様 無料
    • その他医院様 1万円(税別)

    となります。

    その他事項

    • 院長およびデンタルスタッフの参加者は事前登録をお願いします。(1医院6名様まで参加可能)
    • ゴミはお持ち帰りください。

    お申し込み、お問いあわせ

    ※受付締め切りは9月15日(金)15:00までとなります。

    【6/11開催】クラウドサービス説明会レポート

    クラウド説明会について

    予防歯科の価値を追求しよう

    去る6月11日、東京蒲田の富士通ソリューションスクエアにて富士通クラウドサービスの説明会を開催しました。歯科40医院からは99名、富士通、湖池屋、全日空商事の企業からは約20名の総勢約120名にご参加いただきました。本説明会は、単なる商品説明会に留まらず、予防歯科の価値を追求してどのように社会に広めていくかのアプローチを歯科と企業で考える会の様相も呈した内容でした。

    第1部 クラウド概要説明

    富士通株式会社 武久文之 様

    企業人の立場から予防歯科を支援

    武久さんは、富士通社の社員としてクラウドサービスの価値を歯科に伝える一方で、予防歯科を支援する企業のアライアンス活動に注力しています。
    また、予防型歯科医院からの診療情報の蓄積・分析からリスクアセスメントデータの構築まで視野に入れて、予防型歯科医院と富士通社SEの橋渡し役を担っています。予防型歯科医院と企業の連携のキーマンと言える存在です。

    Point

    • 富士通社のヘルスケア事業分野と未来医療ビジネスセンターの取り組み
    • 歯科クラウドサービスとその提供されるファシリティー基準
    • クラウドサービスの仕組みと日吉歯科の事例紹介
    • 「歯の健康ファイル」テンプレート(エクセルマクロ版)の提供(New)
    • サンスター社との連携によるホームケア情報の受信(New)
    • 予防歯科支援企業アライアンスとベネフィット・ワン社との連携
    • クラウドサービスを提供する歯科医院の今後のスケジュールと展開

    アップルデンタルセンター 畑慎太郎 先生

    クラウドの先にあるもの

    畑先生には何度となくクラウド説明会には登壇していただいていますが、その都度スライドの内容がブラッシュアップされていきます。今回、病み上がりということで、いくぶんスリムになった畑先生でしたが、いつものウイットに富んだ話し振りで、クラウドサービスの表面的なメリットに留まらず、社会と予防歯科の未来の在り方まで言及していました。

    クラウドサービス利用の一時的なメリットとして、診療プロセスの中での様々な診療情報提供ができ、患者がいつでも取りに行けて安全に保管できることを挙げ、自院での具体的な利活用・サービス提供の周知の仕方などについて話されました。そして現段階での利用目的として、

    1. 治療の質の担保
    2. 初期治療とメインテナンスの質の担保
    3. 自分ゴト(患者さんが)として捉えセルフケアの質の担保

    といった歯科診療全般を良質化するインフラとしてクラウドサービスの有効性を挙げ、その一方でデータ保管の経済性、一家族で複数データを持つ不便さ、登録・入力の煩雑さを指摘していました。

    後半では、クラウドサービス活用の先にあるものとして、良質なデータを紡ぐことによる医療費の抑制、健康寿命といった社会課題の解決に貢献する可能性があり、歯科界だけでなく企業や一般生活者を巻き込んで8028を目指すことができると結んでいました。

    株式会社湖池屋 青島健二 様

    はじまりは「カンブリア宮殿」

    企業事例として株式会社湖池屋の青島さんにご登壇いただきました。予防歯科とスナック菓子メーカーの組合せを意外に感じられる向きもあると思いますが、「健康」「社会貢献」というコアバリューを持つ湖池屋は、その点で予防歯科と同じベクトルで連携するパートナーとして十分な価値を持つ企業といえます。

    湖池屋の予防歯科への参入のきっかけとなったTV東京「カンブリア宮殿」に出演された日吉歯科診療所・熊谷崇先生の存在から始まり、歯科メインテナンス費用補助の福利厚生制度導入に至るまでの過程の話は興味深いものでした。さらに、「乳酸菌LS1」のプラークコントロールの臨床試験結果について説明に続き、自社広報誌「乳酸菌PRESS」でのスポーツを通じて予防歯科を普及する取り組みは、予防型歯科医院に新たな視点を示しています。「乳酸菌PRESS」の中では、クラウドサービスを活用する予防型歯科医院を自社製品消費者と学生スポーツ関係者に紹介していただいています。

    第2部 クラウド利用事例紹介

    日吉歯科診療所 理事長 熊谷崇 先生

    8028を達成するには

    最近の熊谷崇先生は歯科界の枠を超え、他業種とのトップ会談で予防歯科の価値を伝えるスポークスマン的な役割を果たしています。その結果、従来の歯科では同じ土俵に上がることが考えられない大企業と連携して社会貢献する端緒をつけてくれました。毎回、クラウドサービス説明会にもボランティアとして参加してくださり、予防歯科を志す後進への道筋を示していただいています。

    今回は、歯科医療にイノベーションを起こさなければ8028を実現することはできない。イノベーションを起こすには、メディカルトリートメントモデルを基盤として、専門医と一般医の連携による科学的根拠に基づいた治療の実践、SPTとメインテナンスの提供といった一連の流れを確立して、クラウドサービスにより患者と医療者が情報共有する必要があると説明されていました。

    日吉歯科診療所 前田奈美 様(歯科衛生士)

    医院独自のアドバイスファイルの作成

    熊谷先生に続き、クラウドサービスを先行して活用している日吉歯科診療所 歯科衛生士の前田さんからクラウドサービスの取り組みの報告がありました。 富士通クラウドサービスの特徴として、

    1. 院内で統一した診療資料が作成できる
    2. ファイルの作成がシンプルなため資料作成時間の短縮が可能
    3. ファイルアップロードが簡単な上に、患者登録時に確認画面が出るため誤登録を防げる
    4. VPN回線を使用するため個人情報の流失リスクが低い

    ことを挙げていました。続いて、現状の日吉歯科診療所でのクラウドサービス活用状況と利用する患者さんの感想をご紹介いただきました。そしてその中で特筆すべきことして、クラウドサービスで提供する資料の説明としてイラストを使用した医院独自のアドバイスファイルは他の医院に非常に参考になるものでした。

    あすなろ・デンタルケア 金谷宏樹 先生

    医院環境に左右されないクラウド需要

    4月よりクラウドサービスを導入した医院からは、クラウドサービス利用の大変さを指摘されることも少なくありません。そのような状況で、導入済の歯科医院の中で日吉歯科診療所に次ぐ利用頻度だったことが、金谷先生に登壇していただいた理由の1つです。

    あすなろ・デンタルケアは埼玉県三郷市の小規模商業施設に所在し、都心20㎞圏内の人口増加地域ではあるものの、住民の経済力と健康感は取り立てて高い地域ではないと金谷先生から説明がありました。そのような環境の中で、予防歯科を標榜してクラウドサービスを患者にどのように提供しているのか興味深いものがありましたが、クラウドサービスの周知と定着は、段取りや準備の周到さ、院長と歯科医衛生士の熱量の高さによってなしえた感がありました。

    クラウドサービスの導入によって、

    1. 今まで予防歯科のことを知り合いに説明しても、なかなか理解されませんでした。しかし、スマートフォンで診療情報を見せると一目瞭然で理解してもらえるようになった。(患者さんの声)
    2. 紙媒体で診療情報を渡しても、ほとんどの患者さんは見返してもらえることはなく、医療従事者も診療情報を儀式的に提供する傾向があったが、クラウドサービスを導入して健康への意識が患者、医療従事者ともに高くなった。(スタッフの声)

    このような嬉しいエピソードを金谷先生が披露してくれました。

    あすなろ・デンタルケア 村上明菜 様(歯科衛生士)

    新人も使いこなすクラウドサービス

    就職したばかりの村上さんは、PCが得意という理由から鶴の一声でクラウドサービスの担当者に任命されたそうです。村上さんも先行事例として日吉歯科診療所やアップルデンタルセンターから学び、同様の準備・周知活動、そして院内研修を実施しました。その中で特筆すべきは、スタッフの誰もがわかるように、資料作成の手順や操作時に必要なパスワードがファイリングされたマニュアルを作成したことです。また、自院広報誌「あすなろ通信」による周知活動と歯科衛生士と歯科助手のクラウドサービスにおける業務の棲み分けの明確さも印象に残りました。キャリアの浅いスタッフが責任者としてクラウドサービスを活用していることに鑑みると、まだまだ多くの歯科医院がこのサービスを利用できるように思います。

    アップルデンタルセンター 花岡佑み子 様(歯科衛生士)

    クラウド導入までの3STEP

    花岡さんはクラウドサービスを導入する際の院内での取り組み方を時系列に並べて説明され、計画性と共に事を始めるに当たっての院長のリーダーシップと組織の意識統一の大切さを改めて認識させられました。

    1. 【院内での価値共有】
      アップルデンタルセンターでは歯科医療従事者と生活者(患者)の情報の溝を埋めるため、患者と価値を共有する道具としてクラウドサービスを位置づけ
    2. 【準備と構築】
      ポスター、説明資料、同意書など患者への周知材の作成、アップロードのひな形の構成、VPNの設定などの構築を行い
    3. 【シミュレーション】
      スタッフ間の役割と運用方法の徹底する

    といった3ステップの実践は、今後クラウドサービスを導入する医院にとって非常に参考になる内容でした。

    日吉歯科診療所同様、患者へ診療資料を提供する際も、単に画像などの診療情報を渡すのではなく、画像の見方やグラフの理解の仕方などの説明資料を作成していました。そして、自院でのクラウドサービスの患者満足度調査の結果も明らかにしており、これらは今後クラウドサービスを利用する医院への確証になったのではないでしょうか。