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CGコラム&シンプルセミナー早割期間告知
KPIと理念が、予防歯科の「ノイズ」になる理由
―「ドシンプル」に、科学だけを現場に残すという選択

判断軸を、科学で捉える

本記事は、歯科衛生士向け高付加価値セミナー
【ドシンプル予防歯科セミナー】の背景となる考え方を整理したコラムです。
セミナー内容の要約や、知識解説を目的とした記事ではありません。 

 

予防歯科が当たり前になった現在、
多くの歯科医院で、ひとつの奇妙な現象が起きています。
来院者の多くは「治療」ではなく「予防」や「管理」を目的に通院している。

各種調査や日々の臨床感覚を見ても、受診理由の上位はすでに
「検診」「クリーニング」「メインテナンス」が占めています。 

私たちが関わる予防型医院では、来院者の7割以上が管理目的という状況も、
もはや特別な成功例ではありません。

市場は、すでに変わっています。
それにもかかわらず、現場では「迷い」が消えていない。
むしろ、以前より判断が難しくなったと感じている医院も少なくありません。 

問題は、予防歯科そのものではありません。
それを、何を基準に判断し、どう説明しているのか。
そこにこそ、違和感の正体があります。

歯科医院経営において、
院長の「視座」は、組織の成長速度を決定づける最大の変数です。
いま、世界の多くのリーダーが共有しているひとつのマインドセットがあります。
それが「警戒的な楽天主義(Vigilant Optimism)」です。

現実を直視し、希望的観測や思い込みを排する。
しかし同時に、科学と合理性に基づいた前進を疑わない。

短期的な成果が見えにくく、長い時間軸で価値が証明される予防歯科において、
この姿勢は極めて重要だと私たちは考えています。

ところが実際の現場では、
別のものが判断の中心に入り込んでくることがあります。
それが、KPI(数値)と、理念や想いといった言葉です。
リコール率、キャンセル率、来院間隔。医院理念、行動指針、目指す姿。 

本来これらは、現実を把握し、迷ったときに立ち返るための
補助線であるはずでした。
しかし、いつの間にかそれらが「判断そのもの」になってしまうときがあります。 

生物学的な事実や、科学的エビデンスを見なくて済む理由として
数値や理念が使われた瞬間、それは予防歯科にとっての「ノイズ」になります。

数字を追うあまり、患者を「管理対象」として見てしまう。
理念を掲げることで、科学的な検証や再評価が後回しになる。

いずれも悪意ではありません。
むしろ、善意によって起きるからこそ、気づきにくい内部バイアスです。
しかし、科学から目を逸らしたままシステムを回し続けると、
現場には静かな歪みが生まれます。 

予防歯科の本質は、「良いことをしている」という感覚ではなく、
「正しいことをしているかどうか」にあります。
その正しさの基準は、生物学、疫学、臨床研究といった、更新され続ける科学です。
この基準を曖昧にしたまま、「これまでやってきたから」という理由で、システムを維持することは、現場の歯科衛生士に科学的とは言えない説明をさせることに等しい。 

基準の曖昧なメインテナンス。説明のたびに揺れる言葉。
それを患者に伝える役割を担うのは、常に現場のスタッフです。
これは、彼女たちの専門職としての誇りを、少しずつ、しかし確実に削っていきます。
だからこそ、必要なのは経営を複雑にすることでも、理念を積み上げることでもありません。
科学的に正しいことだけを、現場に残す。 

この「ドシンプル」な姿勢こそが、スタッフにとっては「迷わなくていい」という心理的安全性になり、患者にとっては「説明が一貫している」という信頼になります。
そして結果として、医院経営を静かに、しかし確実に支え続けるのです。

 

この考え方を、現場の共通言語にするために

この考え方を、個人の理解に留めず、現場で共有できる判断軸として整えるために、
歯科衛生士向けに
【ドシンプル予防歯科セミナー】を開催します。

テクニックや手順を学ぶ場ではありません。
なぜこの説明になるのか、なぜこの管理設計になるのか。
それを科学的に一本の軸で整理する時間です。

価格は、早期割引で20,000円、通常30,000円。
知識の対価ではなく、迷わず説明できるための思考を整える時間として設定しています。

内容・日程をご確認のうえ、ご参加をお待ちしております。

科学に基づいた説明を大切にしたい。
自分の判断に、静かな確信を持ちたい。
そう考える方にとって、意味のあるセミナーになるはずです。

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シンプル予防歯科セミナー


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